スペイン植民地化以前のフィリピンはイスラム国家であり、オスマン・トルコ帝国の連合国に属していたスールー回教領の一部であった。その文化の名残りがフィリピン南部地域民族の一部に伝承されている。
フィリピンの社会階級制度は、スペインによる植民地化にその源を発する。スペインは、当時中南米諸国に適用していた「エコノミエンダ制」という、スペイン人を頂点としその血統の濃さに従って社会階級を決め、土地を分け与えるという土地政策をフィリピンに持ち込んだ。(イスラムによる反スペイン地域を除く) 現在においても18万人程度のスペイン人がエリート階級としてフィリピンに存在し、広大な土地を所有している所以である。
一方で、スペイン植民地政府より商業活動特権を受けた華僑は約60万人で、フィリピン経済の約6割を支配していると言われる。彼らはマニラやセブなどの都市部に集中している。 家庭で使用されているフィリピンの代表的言語使用地域言語
ルソン島中部(実質の標準語) タガログ語 35.13%中央ビサヤ地域セブアノ語 13.75%ミンダナオ島全域ビサヤ語8.70%ルソン島北部イロカノ語 8.68%ビサヤ地域西部イロンゴ語(ヒリガイノン語)6.97%ルソン島南部ビコラノ語 4.61%ビサヤ地域東部ワライ語2.74%ルソン島中央北部パンガシナン語2.70%出所:国家統計委員会(2000年)
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